大阪拉致議連。正しくは「北朝鮮拉致問題の解決を促進する大阪地方議員連絡会」といいます。これの定例総会に出席させて頂きました。
出席者は50人以上。大阪維新の会や公明党の議員さんも大勢いらっしゃいました。ここでは政党は関係ありません。
私たち地方議員は、外交や安全保障は取り扱えませんが、国に働きかけること、また広くPR活動などは出来ます。
この日の総会では役員が改選され、田中ひろき大阪市会議員(自民党・平野区選出)が新会長に就任されました。新会長のもと、来年の大阪・関西万博において「日本館」の中に拉致問題に関するブースを設けることを国に要望するなどの活動計画が承認され、その後は第二部として「救う会」会長の西岡力先生の講演を拝聴しました。
トランプ前大統領と違い、バイデン大統領は基本的に拉致問題に消極的です。そこで岸田首相はこれまでの「核と拉致をセットで交渉する」方針を、「拉致だけで交渉する」方針に転換し、日本独自で北朝鮮との接触を試みました。今年の正月には北朝鮮の金正恩委員長から岸田首相あてに地震を見舞う電報が届くなど、交渉の進展が期待されましたが、その後は決裂したのか、「日本との交渉は拒否する」と談話発表されてしまいました。
一体何がネックになっているのか。西岡先生も知らされていないとのことです。当然私たち地方議員にも分かりません。
言葉というのは不思議なもので、「北朝鮮拉致」と言われるとテレビや新聞の中のような、遠いどこかの話のような気がしてしまいます。しかしこれは言い換えれば「誘拐事件」なのであり、これがもし自分の家族や恋人だったら、あるいは自分が誘拐されたなら、その時、日本という国は、救出に来てはくれないのか。本当に苦しく、腹立たしく、悲しくなります。何とか、何とかならないのか、本当にそう思います。
被害者の皆様の生還を信じ、これからも活動を続けてまいります。